トップ>福島原発千葉訴訟第二陣 控訴審 第10回口頭弁論期日のご報告
2022年07月07日
福島原発千葉訴訟第二陣(控訴審)は,福島第一原発事故によって千葉県に避難された6世帯17名の方々が,国と東京電力に対して損害賠償責任を求めている裁判です。第1審である千葉地方裁判所民事第5部は,平成31年3月14日,国の責任を否定する判決を言い渡しました。現在,福島原発千葉訴訟第二陣の審理は,千葉地裁から,東京高等裁判所第16民事部へ移っております。
福島原発千葉訴訟第二陣(控訴審)第10回口頭弁論期日が,令和4年6月29日(水)午後2時より,東京高等裁判所101号法廷にて,行われました。
傍聴席は,概ね,埋まっておりました。
第10回口頭弁論期日では,一審原告の方1名が,合計80分程度かけて,弁護団・東京電力代理人・国指定代理人・裁判官からの質問に対し,法廷で説明しました。
福島市から避難された一審原告の方が,避難に至った経緯(自宅近くを測定した結果,高い放射線量の数値が出た。放射線の知識がなく,どこが安全な分からない中,避難した等),避難後の人間関係(避難したことを伝えると,「逃げた」と言われたこと等)等につき,お話くださいました。
次回,福島原発千葉訴訟第二陣(控訴審)第11回裁判は,令和4年9月28日(水)午後2時30分(※これまでは午後2時開始でしたが,今回は異なります。)より,東京高等裁判所101号法廷にて,開かれる予定です。当日は,一審原告1名の本人尋問が実施されます。
今回の控訴審第10回口頭弁論期日において,一審原告ら・東京電力・国の主張及び提出した証拠の概要は,以下の書面をご覧ください。