2022年06月16日
福島原発千葉訴訟第一陣(最高裁)は,福島第一原発事故によって千葉県に避難された方々(一審原告)が,国と東京電力に対して損害賠償責任を求めている裁判です。
東京電力に対する損害賠償責任に関し,本年3月2日,最高裁判所が,東京電力と一審原告の上告を棄却し上告を受理しないことで,確定しました。つまり,東京電力に対する損害賠償責任に関しては,令和3年2月19日の東京高等裁判所第22民事部の判決内容で,確定しました。
平成25年3月11日,本訴訟を,千葉地方裁判所へ提起しました。平成29年9月22日,千葉地方裁判所民事第3部は,国の責任を否定する判決を言い渡しました。
令和3年2月19日,東京高等裁判所第22民事部は,国の責任を明確に認めました。他の同種訴訟においても,令和2年9月30日の仙台高裁判決,令和3年9月29日の高松高裁判決と,高等裁判所,国の責任を認めております。
本年4月15日,最高裁判所において,弁論が実施され,一審原告ご本人と弁護団による意見陳述を行いました。
そして,ついに本年6月17日(金)14時30分,福島原発千葉訴訟第一陣のみならず他の同種訴訟3件(福島,群馬,愛媛)に関しても,最高裁判所が,国の責任に関する統一的な判断を下します。
6月17日当日のスケジュール(予定)は,以下のチラシをご確認ください。